Webライティングの基本!知っておくべき文章の書き方!
Webライティングは「writing」なので、文章を考えて書くことが仕事です。
その文章の書き方に決まりはなく、Webライティングを仕事にしているWebライターの永遠のテーマです。
しかし、これからWebライティングを始めるという方は文章の基本はしっかり理解しておくことが先決。基本を知らずに作成しても、せっかく作った記事を採用してもらえないことも考えられます。
そこでここからは、これからWebライティンクを始めるという初心者の方向けに文章の書き方の基本ポイントをご紹介いたします。
1.Webライティングの基本!Webの特性に合わせた構成を理解する
Webライティングの主な仕事は、依頼を受けたクライアントのWebサイトに掲載する記事を作成することです。つまり、インターネット上に公開する記事を作成することになります。
つまり、WebライティングではWebの特性に合わせた構成で作成していくことが重要になるのです。
一般的な記事の構成は以下の通りになります。
- 記事タイトル
- 導入文(リード文)
- 目次
- 大見出し
- 本文(必要に応じて中・小見出しを使う)
- まとめ
インターネットで記事を読むとき一目で全体が見えず、基本は上から下に読み進めていくため、このような構成が使われているのです。
Webライティングでは➀~➆まですべて重要なパートですが、本文を作成するときは「見出し」の使い方が重要。
上手に見出しを使うことで、見た目にもスッキリして読者も記事内容が掴みやすくなる効果があります。基本的にインターネットの記事はサッと流し読みされる傾向があるため、見出しがない記事は読まれないといえます。
記事を読んでくれるのはインターネット検索するユーザーです。ユーザーが見やすくて読みやすい構成で作成していくことがWebライティングの基本となるのです。
2.Webライティングの基本!文章の書き方の基本ポイント
Webライティングの基本構成を理解していただいたところで、実際に本文の文章を書いていくときの基本をご説明していきます。基本的な考え方は、前項と同じ読んでくれるユーザーのことを考えて文章も書いていくことが認められます。
ポイント➀ 読点「、」を正しく使う
文章は読点「、」の使い方で読みやすくもなり、逆に読みにくくもなります。
しかし、読点「、」の入れ方に決まりはないため、人によって多かったり少なかったりするのは事実です。
そこで、一般的な読点を入れるポイントをご紹介しておきます。
主語の後ろ
ここまでが主語だと分かるように読点を入れる
並列関係の単語が並ぶとき
「安心、安全、快適」という使い方が一般的
接続詞の後ろ
「また、しかし、そこで、」など、接続詞の後ろに入れる
重文・複文の区切り
「主語+述語」を1文の中で2回使えば「重文」、述語が2回使えば「複文」と呼ばれますが、その区切りに入れる
ひらがなや漢字が連続する部分
「~すると、このような」「この場合、接続詞を使う」といった使い方です。
読点の入れ方が悪いと文章にリズム感がなくなります。
そこで、文章が完成したら一度読み返してみると、読点の入れ方がおかしな部分は修正するようにしましょう。
ポイント➁ 長文は避ける(80文字を超えると長い)
先程も説明した通り、インターネットの記事は流し読みされる傾向があるため、長文は敬遠されてしまいます。
見出しにもある通り、80文字を超えると読者に「長い」という印象を持たれ、読んでいる途中で他のサイトに移動してしまいます。
そこで、文章が長くなりそうなときは、以下のポイントを実践してみましょう。
- 長い文章になりそうなら、途中に句点「。」を入れて段落を分ける
- 箇条書きを積極的に使う
記事が完成したら一度読み返して、自分自身が長いと感じれば読んでくれるユーザーにとっても長い文章になってしまいます、長くなりそうなときは、句点「。」で話を区切るほか、箇条書きができるポイントでは積極的に利用していきましょう。
ポイント➂ 文末表現は記事内で統一する
文末表現は文章の締めになりますが、大きく3種類あります。
- 「~です~ます調」
- 「~だ~である調」
- 「~ですよね~ますよね」といった語句調
これらの文末表現で文章のイメージが大きく変わってきますが、基本ルールとして同じ記事内では文末表現を統一しなければなりません。Webライティングでは文末表現が混在すると、読み手に違和感を与えてしまいます。
基本的に「~です~ます調」を使っていれば問題はありませんが、記事のコンセプトによっては「~ですよね」といった語句調を使うと効果的です。
ポイント➃ 指示代名詞を多用しない
指示代名詞とは、「これ、あれ、それ、どれ」や「この、その、あの、どこの」といった事物や場所、方角などを指し示すときに使われる言葉です。
通常の会話ではよく使いますが、Webライティンクでは指示代名詞の多用は禁物です。
まずGoogleなどの検索エンジンは指示代名詞を解釈してくれません。
次にWebライティングの文章の中で「これ」や「あれ」を多用していると、記事のどこに「これ」や「あれ」が表現されているのか分からなくなってしまいます。
文章の流れに合わせて、できるだけ指示代名詞の使用を避け、どこから読んでも分かるように書くことが大切です。
ポイント➄ 文章のねじれ(主語と述語のずれ)に注意する
「文章のねじれ」とは、主語と述語が繋がらず文章として成立していない状態を指します。
「本を読む」であれば、「本を」が主語で「読む」が述語ですよね。
そこで単純な例えですが、「私の将来の夢は弁護士になりたいです。」という文章では、「将来の夢は」が主語で「なりたいです。」が述語ですが、文章として成立していないですよね。
このように、主語と述語が繋がっていない文章のことを一般的に「ねじれ文」と呼んでいます。
インターネットの記事を読んでいると、たまに文章のねじれがある記事を見掛けるので、短い分なら問題ないものの、長い文章ではねじれがないかチェックしましょう。
3.まとめ
Webライティングには書き方の決まりはないものの、基本構成と文章の書き方の基本はしっかり理解しておく必要があります。Webライティングで作成する記事を読んでくれるのはインターネット検索しているユーザーです。
まずは、ユーザーのことを第一に考えて、分かりやすくて読みやすい文章で作成することが重要。
そのような記事を作成していれば、クライアントはもちろん検索エンジンからも正しく評価され検索上位表示という結果も伴ってくるのです。
ここでは5つの書き方の基本ポイントをご紹介しましたが、基本中の基本なのでしっかり理解してWebライティングに取り組んでいきましょう。